価格決定困難
価格を決めるのは難しい。
在庫という名の蔵書との別れも難しいところですが、それらの価格を決めるのはもっと難しい。
今度の一箱古本市でご一緒させていただく楽楽楽楽楽(ごらく)堂さんはこんな風になやんでおられます。
星祭舎では原則として次の三つを価格設定上の作業方針にしています。
1)現時点のオンラインで確認できる古書価格(つまりスーパー源氏で確認できる価格)よりは廉くしよう(<上限)
2)購入価格と1の価格が相違する場合にその中間点を価格にする。10円以下切捨て。
3)以上の条件にもかかわらず 最低価格は200円。
ただまあ、原則は原則でして。戦略的に価格設定するものももちろんございます。当日、amazon.jp.comの画面見せられて価格交渉されても困ります。
実は看板代わりにちょっと皆さんの見たことのない本を持っていくつもりでした。看板代わりなのでホイホイ売れるのもどうかと思うので、絶対買い手がつかないようなバカ高値をつけて、しかもビニ本にしておこうかと。
ちなみに価格はン万円。少なくとも私の感覚では散歩がてらの古本買いで出せる金額じゃあないです。
まあ、古本屋の帳場の後ろのガラス棚に陳列してあるアレですな。舎主としてはシャレのつもりです。
と・こ・ろ・が。
これが舎人、といいますか要するに家内なんですが、コイツの気に喰わないらしくて。曰く「売る気のないもの、持って行くんじゃありません。そもそもそんなの不正直よ」
フショージキですよ、フショージキ。愛するオットに向かってフショージキはないだろう、フショージキはヨ、ヲイ。
「大体、売る気はないんでしょ?なら、不正直じゃないのよ」
「いや、買いたいってキトクなお方があれば、売る気はあるんだよ」
「だったらそんな不適正な値段つけないでよ」
「不適正とはいえないだろう。価格は売り手と買い手とがそのものに見出す価値の均衡点で決まるんだから」
「そんな値段で均衡なんかするワケないじゃないの」
「さあなぁ。それに看板がチャッチャか売れてしまうのは困るといえば困る」
「だったら『非売品』ってしとけば」
「やー、売りモンじゃないものを箱に入れとくってのもどうかなぁ」
オレのものをオレの店で売るんだから黙ってろ、と啖呵切るのは簡単ですが、そんなこと口走った日にはスト起こされて、手伝ってもらえなくなっちまいます。
世界平和は夫婦円満から。ここは自重だ。ああ。


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